頑張った一日の終わりに、
気持ちも
肌もほぐすクレンジングを目指して。
さらなる進化を遂げた
『スキンクリア クレンズ オイル』

商品企画担当 辻野

◆辻野さんは工場の生産技術等のあと商品企画担当となられ、商品づくり一筋ですが、どんなことを心掛けていますか?

商品づくりで大切なのは、お客様の声にならない声を読み取る力だと思っています。お客様心理やトレンドは常に変化していますし、20年商品企画をしていてもまだまだだな…と思います。担当した商品に対するお客様からの反響に嬉しい気持ちと共に「もっと何かできるんじゃないか?」という想いも湧き上がります。だからお客様の声は商品企画の仕事の財産ですね。

◆『スキンクリア クレンズ オイル』のような、評価が高いスター商品のリニューアルは、何かと気を遣うと思います。
何から着手しましたか?

世の中のクレンジングとお客様のニーズを分析する所から着手しました。そして現行品のご好評いただいている点をキープしながら、もっと高める工夫や新しい機能をどう取り入れるべきか、悩みどころでした。

クレンジングはお客様が評価をするポイントが他のスキンケアアイテムよりも多いんです。手に取った時の質感・肌への伸ばしやすさ・メイクなじみ・洗浄力・すすぎやすさ・洗いあがりの肌、さらにお風呂場や濡れた手でも使える利便性も必須です。

正直これ以上何をしたら良いんだ?!(笑)と思うこともありますが、世の中のクレンジングも進歩していて高いレベルにあります。それと同時にお客様の意識も変化していて、メイクが落ちるのは当たり前でそこにプラスαの機能、特にスキンケア効果を求める傾向が強くなっています。

◆どんなスキンケア効果ですか?

クレンジングに期待する機能と肌悩みを調査した結果、洗いあがりのうるおいのほか、多くの方が肌のざらつき・ゴワつきの解決をクレンジングに期待しているのに、実際は叶えられていないことが分かりました。この点に着目して研究所と検討したところ、これを招く原因の一つが肌への摩擦にあることが分かったんです。

◆クレンジングも摩擦になりえますしドキッとします。しかも、ゴワつきはくすみの原因にもなりますよね。

そうなんです。世の中のニーズを探るうちに、新たなくすみの原因にたどり着きました。さらに突き詰めると、摩擦によって肌を作るタンパクが過剰に硬くなる「フリーズ角質」を形成していたことが明らかになりました。そこで従来の「肌ステイン」除去に加えて、ゴワつき=「フリーズ角質」をケアする機能を追加して、ブライトニングケアをさらに強化しました。

◆日々積み重なるくすみや、ざらつき・ゴワつきの原因を、毎日のクレンジングでケアするなんて合理的ですね。どのように実現しましたか?

肌をやわらかくほぐす「ホホバオイル」と「ククイナッツオイル」を配合すると共に、摩擦軽減のためにオイルの質感にもこだわりました。『スキンクリア クレンズ オイル』は元々厚みのあるオイルが特長でしたが、さらにブラッシュアップしました。厚みのあるオイルは指と肌の間のクッションとなり摩擦を軽減しますが、実はこの厚みには良し悪しがあって、肌に伸ばす時に指の動きが重くなる厚みは摩擦になってしまうんです。厚みがありつつも力を入れずになめらかに伸びる、厚みと伸びの良さの両立を実現しました。

◆気持ち良くなめらかに伸びますね!やさしく撫でるだけでクレンジングが済みそうです。最後に、お客様へメッセージをお願いします。

これまでご好評いただいていた洗いあがりの肌のうるおいとなめらかさは変わらず、スキンケア機能を進化させることで、肌のやわらかさや明るさをより感じていただける商品を目指しました。『スキンクリア クレンズ オイル』は発売当初から、“クレンジング=面倒くさいもの”という概念を覆し、頑張った一日の終わりに使って気持ち良いなと思える“使いたくなるクレンジング”をコンセプトに進化させてきました。今回オイルの質感にもこだわっていますので、クッション性のある厚みや肌に伸ばした時の気持ちよさも体感いただけると嬉しいです!

※ 肌ステイン、くすみとは、古い角質の蓄積、汚れで肌がくすんで見えること。

取材:2023年8月