肌が変わる“わくわく感”を
もう一度。
「浸透効率」に着目し、
進化した基礎スキンケア
『ドレスシリーズ』

商品企画担当 篠井

◆18年間商品企画を担当している篠井さん。化粧品の魅力と商品企画の仕事で心掛けていることは何ですか?

乾燥肌に悩んでいてスキンケアを模索していたのがきっかけで、化粧品に興味を持ちました。元々おたく気質なので、学生時代から理論的にどんな化粧品が良いのか色々と見ていましたが、効果だけでなく気持ちまで前向きにさせてくれる所にも魅力を感じます。化粧品の力を借りて世の中を明るくしていけたら素敵だなと思っていました。

商品企画はそれを体現する仕事です。お客様は使った先の嬉しさや楽しさといった気持ちまで期待してご購入いただいていると思うので、手応えを感じていただけるように効果にこだわった成分と使い心地は妥協しません。

◆前回のリニューアルから続く基礎スキンケアの開発ですが、今回の『ドレスシリーズ』の着眼点を教えてください。

調査結果から40代の約7割もの方がスキンケアをしても手応えを感じていないことがわかりました。またスキンケアが効かないと感じるのは、肌に入っていかない、つまり浸透しにくい実感からということがわかりました。ここにエイジングケアの鍵があると考え研究を進めた結果、浸透しにくくなる根本原因を遂に解明することができました。それは、もともと肌内にある美肌酵素“カリクレイン7”が減少することでした。

◆“カリクレイン7”…初めて聞きました。どのように美肌に関わる酵素ですか?

よく「面の皮が厚くなる」と言いますが、大人になると不要な角質がはがれにくくなって角層が厚く硬くなりやすいんです。“カリクレイン7”は角層を柔らかく理想的な状態に整える働きがあります。しかし40代からその量が減少することで角層同士が接着してはがれにくくなり、厚くなることでスキンケアの浸透が阻害されていました。さらに”カリクレイン7”が多い人ほど肌の弾力も高いことを発見したんです。

◆スキンケアの浸透だけでなく、肌の柔らかさや弾力にも関わるなんて、大人肌に必要不可欠ですね!

そうなんです!今回この点に着目して、手応えを引き出すための浸透効率にこだわって開発しました。まず接着した角層をゆるめて浸透しやすい肌に整えるための成分「浸透強化EGT*1」を配合して受け入れ態勢を整えつつ、硬く弾力が低下した肌にハリを行きわたらせるため低分子化した独自原料「白麹発酵コラーゲン*2」を配合しました。

◆肌に心地よく入っていく使用感で、説得力があります!

肌が変わりそうな期待感や使い続けたいと思っていただくためには使用感も重要ですよね。配合する成分の特性上ベタついてしまったり、原料の組み合わせによっては変色や分離してしまうこともあります。厳選成分を配合しながら、使った時の心地よさも追求することは苦労する点でもあります。

◆良い成分を限界まで配合すれば良いということではないんですね?

はい。心地よく使えるものに落とし込むのは最後の難関です。よく「肌に合う」と言いますが、スキンケアは継続が大切ですから、“肌との相性=毎日手が伸びてしまう心地よさ”は、配合成分と同じくらい重要なものと考えて開発に取り組みました。

◆手応えと心地よさの両立は、奇跡的な組み合わせで成せる技なんですね!
では最後に、新しい『ドレスシリーズ』を手に取る方へメッセージをお願いします。

大人世代の方々からよく聞くのが、スキンケアをしても思うような効果が感じられないので、ほとんど義務のようになっている、というお声です。年齢を重ねた肌はこんなものかな…、という諦めみたいなものも漠然とあるのだと思います。新しい『ドレスシリーズ』は、そんな思いを持つ方々にこそ、ぜひお使いいただきたいです。そして、もう一度スキンケアでわくわくしたり、肌が変わる期待感を感じていただけたらと思います。『ドレスシリーズ』がお客様の背中を押せる存在になれたら嬉しいです。

※浸透とは角層までのこと ※エイジングケアとは、年齢に応じたケアのこと

*1 L‐エルゴチオネイン液(うるおいを与え肌を柔軟に整える保湿成分)

*2 加水分解コラーゲン液(4)(うるおいとハリを与える保湿成分)

取材:2023年7月