Bliss Beauty Labo ブリス・ビューティーラボ

女性には美しく、幸福に生きる権利がある。

女性達を“美”の力で幸福にするために、

至福の美にまつわる様々な調査・コラムをニュースで発信します。

Bliss Beauty Committee ~Column Vol.5

専門家が語る、美と幸福の関係

お互いに影響を与えあう美しさと心理、外見と気持ちとは!?

美容と心理

各分野の専門家から「美と幸福」にまつわるコラムをお届けする「Bliss Beauty Committee~Column」。第5回目は、ビューティライフコンサルタントの四条さやか先生にお話を伺いました。1月は新しい年を迎え、新たな目標へと踏みだす季節です。美しくなることと、目標へ向かって歩んでいくこととの関係性にはどのようなものがあるのでしょうか。また、美容・心理両面から充実した1月の過ごし方とは……。
エステティシャン、産業心理カウンセラー、アロマテラピスト、カラーセラピスト、メージコンサルタントなど、美容と心理の双方の分野で活躍されるプロフェッショナルが語る、「美と幸福」の秘訣を是非お楽しみください。

四条 さやか

-Profile-

四条 さやかしじょう さやか

ライター/ビューティライフコンサルタント

化粧品クチコミサイトの編集者、ライターを経て、有限会社フォークリアを設立。同社代表。
日本エステティック協会認定エステティシャン、産業心理カウンセラー、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター、各種カラーセラピー、イメージコンサルタントなどの資格を取得。こころと外見の両方から女性のライフスタイルをサポートするビューティライフコンサルタントとして活動。美容と心理の専門家として記事の執筆、化粧品会社の販促ツール開発、専門学校講師活動、講演などをおこなう。著書に『女子力アップのウラワザ』他。

Q:四条さまは美容と心理の分野双方の専門家でいらっしゃいます。その四条さまにとって、「美」と「幸福」とのあいだにはどのような関係があるとお考えでしょうか。

幸福と美

女性の場合は、「幸福と美」が互いにリンクしていると考えています。そもそも、心と体はひとつです。気持ちに余裕がなく、幸福感を感じられないとき、人の脳はストレス状態に陥ります。そうなるとホルモン分泌の乱れや免疫力の低下が起こりやすくなり、肌の不調を感じやすくなるのです。また、不満や不安がある人は、表情も険しくなります。逆に幸福を感じている人、気持ちが満たされている人は、その余裕が表情に反映されます。幸福を感じられない人は「美」を遠ざけやすくなり、幸福であれば「美」を得やすいのです。また、メイクがうまくいったり、肌の調子が良かったりすれば、女性は幸福感を得られますよね。
ですから、理想は毎日の中でなにげない「幸福」を見つけ、それを楽しむことで美しくなること。眉がうまくかけたとか、お風呂が気持ちよかったとか……。そんな小さなことでイキイキとした表情や内面からの美が手に入ればうれしいですよね。

Q:新しい年を迎えるということは、新しく年齢を重ねるということでもあります。30代、40代と年齢を重ねるなかで、女性にとって、「美」と「幸福」との関係性はどのように変化をしていくのでしょうか。

年をとっていけば、若いころのように「何もしなくても肌がきれい」というわけにはいかなくなってきます。ですがそれに代わって、肌や表情には、その人の「生きかた」があらわれてきます。丁寧に肌のケアをしているかどうか、毎日を楽しく過ごしているかどうか。そういった生活の仕方や考え方によって、美しさや肌の状況が変わってくるんですよね。「幸福」に関してもそうです。年を重ねるごとに知恵がつき、経験が増え、自分で幸福を作れるようになってくる。年を重ねれば重ねるほど、「美」や「幸福」は、自分で作っていけるものに変わっていくんです。年々、前向きな気持ちで「美」や「幸福」に向かうことが大切になってくると思います。

Q:新しい年のはじまりは、一方で私たちに新しい目標を持つきっかけなどももたらしてくれます。1年のはじまりに目標を持つことは、「美」そして「幸福」にどのような影響をもたらしますか?

目標を持つことは、「美」にとっても「幸福」にとっても、とても大切なことですね。そもそも、目標を持つということは、なりたい自分を思い描き、それに近づこうとすることです。つまり前向きに未来を見ること、向上心を持つことでもあります。明るくポジティブな気持ちを持っている人、向上心を持っている人の表情はイキイキとして美しいですよね。それに、目標を持てば達成感や充実感を感じやすくなります。少しでも目標に向かって動いていることができたと感じられればうれしいですし、それが幸福感につながっていくはずです。
ですから、一年の始まりにはぜひ目標を持っていただきたいですね。また、目標を決めるにあたっては、がんばれば達成できる目標ことにしておくのがポイントです。

Q:ちなみに、四条さまの今年の目標はどのようなものでしょうか。

私は心理学、エステ、アロマ、カラー、イメージコンサルティングなど、いろいろなことを勉強し、美容や心理の記事を書いたり、専門学校で講義をしたり、講演をしたりといった活動をしてきました。ですがまだまだ世間では、美容は美容、心理は心理、と切りわけられていると感じることが多いんです……。実際には体と心は切り離せないもので、外見と気持ちはお互いに影響を与えあっています。両方からアプローチする相乗効果で、「きれい」や「ワクワク」を実感しやすくなるのです。
ですから、今年は、心理と美容のかかわりをわかりやすく体系化して、みなさんにお伝えしていけるようにすることが目標ですね。

Q:心理と美容のかかわりからみて、1月のおすすめの過ごし方というのはありますか? もしアドバイスがあれば、ぜひ教えてください。

美容面でも心理面でも、1月は足元を固める時期として過ごすのがオススメですね。
心理面では、先ほどお伝えしたように、目標を立て、それに向かってやるべきことを整理していくのがよいでしょう。たとえば、習い事を始めたいなら教室を調べたり、資格を取りたいならやるべき勉強量を導きだしたり。1月はものごとに新たな気持ちで取り組める時期ですので、今まで動きだせなかったことでも始めやすいはずです。
美容面では、冬はお肌にとってシビアな季節です。湿度も低く乾燥しがちですし、寒さで血行が滞るため、新陳代謝が悪くなり、肌のターンオーバーも乱れやすくなります。そのため、1月はメイクより肌ケア重視で。年の初めなので、マッサージの手順を覚え、それを週に一度おこなうなど、新しい美容習慣を作っていくのもいいですね。

Q:美容の世界では、「夜の時間」というのが非常に大切だといわれています。至福の夜を過ごすためのアドバイスなどがあれば是非おきかせください。

夜の時間

夜は眠りに向かうための、クールダウンの時間です。本来であれば、暗くなってくると人間の体は副交感神経が優位になって、体が緊張状態から解き放たれるようになっています。こういう状態で眠りにつけば、質の良い睡眠をとりやすくなり、美にもつながるんですね。しかし、現代人はスマートフォンやテレビなど、刺激が強いものと向かい合う時間が長く、夜も交感神経が優位なままになりがちです。これでは睡眠の質も下がることになってしまいます。
できれば、夜は体にとって自然なリラックス状態を保てる過ごし方をしたいですね。たとえば、香りのよいハーブティーを飲んでのんびり過ごしたり、美しい写真集を眺めたり、家族で他愛もない話をしたり。湯舟に入って数分ぼーっとするだけで頭も体もリラックスできます。
私たちは毎日、せわしなく過ごしています。のんびり過ごす、心地よい香りを楽しむなどして、夜の時間を「心の贅沢をする時間」にできるといいですね。いつも使っていない五感を楽しませることで、お金をかけなくても贅沢な時間になりますよ。その時間は、そのまま質の良い睡眠につながり、肌の美しさにもつながっていくはずです。

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