Bliss Beauty Labo ブリス・ビューティーラボ

女性には美しく、幸福に生きる権利がある。

女性達を“美”の力で幸福にするために、

至福の美にまつわる様々な調査・コラムをニュースで発信します。

Bliss Beauty Committee ~Column Vol.1

至福の夜が女性たちを救う!?

美と幸福へいざなうための「夜のリラックス」とは?

至福の夜

近年「寝活」「快眠」というワードがさまざまなメディアで話題になっています。実はこの「夜の時間」、美容の世界においてはとても重要な意味をもつことをご存知でしたか?

各分野の専門家から、「美と幸福」にまつわるコラムを配信する「Bliss Beauty Committee ~Column」第一弾では、この「至福の夜」を過ごすためにはどうしたらいいのかを、心理学者の晴香葉子先生にお話しを伺ってきました。

-Profile-

晴香葉子はるか ようこ

作家/心理コンサルタント/コミュニケーション学研究者。

著書は75万部を突破し、海外でも出版。カウンセリング実績1万時間。社会データの収集/分析/研究を続け、 メディア監修/出演実績多数。現在は、心理学・社会心理学・コミュニケーション学・心理統計学などの知識と カウンセリング実績をベースに、心理コンサルティングをおこなっている。新刊「小さなことに落ち込まない こころの使い方」 (青春出版社・青春文庫)。 ユニ・チャーム『しなやか女子への道』、テレビ朝日ニュースサイトなどで心理解説記事連載中。

──いま、「寝活」や「快眠」に注目が高まっています。
現代人女性にストレスが増えているのでしょうか。

晴香葉子先生

晴香葉子先生(以下晴香):かつての女性と現代の女性との大きなちがいには、まず人生の決定権を自分がもつようになったこと、 そしてその選択肢の増加があります。女性の社会進出が進んだ結果、生きかたの選択肢が増え、寿命も延びました。 ですが出産適齢期だけは、かつての女性とさほど変わっていないのです。そのため、20代に入ると、 多くの女性は、仕事は? 結婚は? 出産は? と、男性とは少しちがうリミットのあるなかで、 たくさんの選択をする必要があります。これが結構なストレスなのです。 私たちが何かを選ぶときには、同時に、選んでいないものに対して「ノー」という判断をくだしています。 そのひとつひとつには、「後悔してしまう可能性」や、「人からよくないという評価が下される可能性」などがあり、 その数や回数が増えるほど、心理的負担は大きくなります。自分でも気づかないうちに、ストレスが積もり積もってしまうんですね。 心理学では、決定回避の法則と呼ばれています。

──では、睡眠前の時間をリラックスして過ごすにはどうすればよいでしょうか。

睡眠前の時間をリラックスして過ごす

晴香:心地よい眠りにスッと入っていけない原因には、「心配事」や「日中のネガティブなできごと」があります。 明日の準備や寝る準備をしていたときには抑えられていた不安や苛立ちが、明かりを消したとたん、顔を出すんです。 寝しな、静かな部屋で目を閉じ、横になり、極端に情報のインプットが減ると、心の内にある感情に意識が向きやすいんですね。 そのため、ついネガティブなできごとが思い出され、不安や苛立ちが増幅します。 本来ならば心身を休ませ、成長ホルモンの分泌を促し、ストレスを緩和するはずの睡眠時間が、 そのような状態によって、「寝つけない」「目が覚めてしまう」「熟睡できない」など、かえってストレスになってしまうこともあります。 ですので、睡眠前の時間を意識的にリラックスして過ごせば、不必要にネガティブな感情を招くこともなく、 穏やかに心地よい睡眠へと入っていくことができます。 また、美肌や女性らしいボディラインのもととなるエストロゲンは、脳から出される性腺刺激ホルモンにより、卵巣でつくられますが、 睡眠不足が続くと脳の働きも低下してしまいますので、正常なホルモンのコントロールができなくなってしまいます。美しさのためにも 、睡眠前の時間をゆったりと過ごし、心地よく十分な睡眠をとることが大切です。

──眠るときのリラックスのため、音楽を聴くのはどうでしょう?

穏やかな音調の心地よい音楽を聴く

晴香:私たちの気分や行動は、常に五感からの刺激によって影響を受けています。 陽気な音楽を耳にすると、気分が上向きになり、無意識に体でリズムをとったり、 歩きかたが変わることもありますよね。音楽には、感情誘導効果や行動誘発効果があります。 とくに、穏やかな音調の心地よい音楽を聴くと、呼吸もゆったりとリズミカルになります。 呼吸が落ち着くことで、副交感神経の活動が活発になり、呼吸や心拍数も整い、すっかりリラックスした状態になり、 免疫力もアップするんです。

──夜のリラックスにはどんな音楽が最適ですか?

リラックス音楽

晴香:イギリスの心理学者であるデイヴ・エリオットらの研究*によると、 不安をコントロールするためのリラックス音楽としては、「90bpm(1分間に90拍のテンポ)で4/4拍子、 ピアノと弦楽器が入っていて、音の高低が少ない曲」がよいとのことです。 また、別の研究によれば、人間が弾くピアノの音には、「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」と呼ばれる、 規則性と不規則性の絶妙なバランスから生まれるパターンがふくまれているといわれています。 この「1/fゆらぎ」は、交感神経の興奮を抑えてリラックスした状態をつくるとされており、 睡眠導入にも適しているという研究があります。 ですから、ゆったりとしたテンポのピアノ曲に耳を傾けるだけでも、 癒し効果が期待できるでしょう。さらに、ピアノのメロディーに合わせてストレッチをしたり、 美容液やクリームを塗りながらマッサージをしたり、リズムに合わせて呼吸をしてみると、 よりリラックス効果が得られますよ。

* Elliott, Dave; Polman, Remco; McGregor, Richard ”Relaxing Music for Anxiety Control” Journal of Music Therapy; Fall2011, Vol. 48 Issue 3, p264

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